写真家、 ファン・ホ(何藩)

デザイン性の高いインテリアが特徴のザ・ポッティンガー香港では、香港が誇る写真家/映画監督、ファン・ホ(何藩)の作品の数々を展示しています。

1931年、上海生まれのファン・ホは、14歳の時に父親からローライフレックスの二眼レフカメラをもらったことをきっかけに、写真の世界に引き込まれていきました。1949年に香港に居を移してからは、オールドセントラル地区の通りや路地、往時の香港の市場や露店の写真を撮るようになりました。1950~60年代のファン・ホの作品は創造性にあふれ、香港を映し出した象徴的な写真として今でも知られています。1958年から1965年にかけて、ファン・ホは、アメリカ写真協会(PSA)が選ぶ『世界のトップ写真家10人』に8回選出されました。

ファン・ホは、その長きに渡るキャリアを通じて、280を超える賞を授賞しました。ファン・ホの作品は、フランス国立図書館、サンフランシスコ近代美術館、メルボルン博物館をはじめ世界中の数多くの公的・私的コレクションに収められています。後には映画界にも進出しました。ショウ・スタジオ(邵氏兄弟電影公司)で俳優として活躍した後に監督に転向し、35年の映画界でのキャリアで27本の作品を残しています。

ファン・ホは、自らを旅行家、また「遊歩者」であると考え、1枚の完璧な写真を撮るために何時間も待ち、同じ場所に何カ月も通い続けました。陰影、照明、輪郭の扱いに独特の優れた手法を使い、にぎやかな市場や静かな路地をロマンティックでミステリアスな空気感で包んだ作品を残しています。ファン・ホの作品は、香港が味わってきた苦難の時と、必ずやり遂げてみせるという高らかな精神を同時に切りとり、数世代に渡って香港を特徴づけてきた2つの側面を映し出しています。

2016年に逝去するまでファン・ホは写真に日々取り組み、現代の写真技術を取り入れて、撮りためてきたネガフィルムから新しい作品を生み出しました。ネガの多くは、ファン・ホが地球上で最も愛し続けてきた場所、香港のセントラル(中環)で撮影したものです。

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